フェス:需要と供給のバランスで決まる

フェスの基本は、需要と供給のバランスです。食べたい人が多い一方で、購入先や提供できる食数が限られていれば、販売の機会は大きくなります。逆に、来場者に対して出店者が多すぎれば、人がいても売れません。
来場者1万人に対してキッチンカーが100台。各車が1時間に100食提供できるとすると、計算上の供給能力は1時間で1万食。
この数字は考え方を示すための仮定で、実績ではありません。来場者全員が同じ時間に1食ずつ買うわけでも、需給が必ず釣り合うわけでもありません。
ただし、フェスではお客様が食べられる時間が限られていたり、食事の需要が特定の時間に集中したりします。車両の台数だけでなく、その時間内に会場全体で何食提供できるかを見ます。ステージの時間割と、飲食エリアの位置を確かめてください。
観光地:「ここでしか食べられないもの」に寄せる

観光地では、普段どこでも食べられるものより、「ここでしか食べられないもの」に寄せるという考え方です。観光で訪れた人は、その場所での体験を求めています。その場所で買う理由をつくれるかどうかが、商品選びの軸になります。
道の駅:観光客と、地元の日常利用者がいる

道の駅には、観光客だけでなく、普段から利用する地元のお客様もいます。観光目的の人に売るのか、日常利用の人に売るのか。この2つは求めるものも、払える価格も違います。両方の需要をどう捉え、どう使い分けるかが重要になります。
フェスは需要と提供能力、観光地はその場所ならではの価値、道の駅は観光客と日常利用者の違いを考える。
「フェスや観光地なら必ず売れる」ということはありません。それぞれの場所で、誰が、いつ、何を求めているかを見てから商品を決めます。
