「営業先がない」の中身

車を買ったのに出店先がない、という相談を受けることがあります。話を聞くと、公開されている募集に応募して、通らなかった、あるいは条件が合わなかった、というところで止まっていることが少なくありません。売れる場所がないのであれば、売れる場所を探し、こちらから提案する。それが営業です。
提案先は、募集の外にある

以下は今回挙がった営業のアイデアで、実際に成約した案件として書いているものではありません。
- 企業に電話する。「従業員の福利厚生として、現場でつくりたてのお弁当を提供しませんか」と提案する。
- 店舗に相談する。パチンコ店などに「出店させてもらえませんか」「来店客向けの企画として、商品を買い取ってもらえませんか」と相談する。
共通しているのは、相手にとってのメリットを先に置いていることです。福利厚生、来店客向けの企画。キッチンカーは、相手の課題を解決する道具にもなります。
車を持っていること自体が、営業の武器になる

キッチンカーを持っていれば、「明日にでも現場に行けます」と言えます。これは、まだ車を持っていない人にはできない提案です。募集への応募だけに限定せず、使い方や提案先を広げれば、車は営業の武器になります。
自分で売る以外の使い方

自分が毎回販売する以外に、業務委託などで他の人と組んで稼働させる発想もあります。車両の貸出も活用案として挙がりましたが、これは実施条件を確認したうえで検討するものです。貸出と業務委託は別の契約形態で、貸出の可否、許認可、保険、営業者の名義、事故や食品衛生の責任分担は、別途確認が必要です。「買った車をそのまま誰にでも貸せる」という話ではありません。
「車を先に買ったから失敗した」ではなく、「手に入れた車を使って、どんな営業行動をしたか」を考える。
ただし、「先に買ってもよい」は「設備の確認や資金計画は不要」という意味ではありません。営業すれば誰でも必ず利益が出るわけでもありません。買う前の確認は別の話として、きちんとやってください。
