テーマ別講座

キッチンカーの車両仕様

講座の案内役

車の大きさ、給排水、冷蔵庫。使い方から選ぼう。

シロー
シローの疑問

カッコいい車を選べばいいのかな?

この項目で学ぶこと

タツジ
タツジ

車の大きさだけでなく、調理の流れ・給排水・冷蔵冷凍・電源・収納をセットで確認します。設備を決める前に、予定メニューと営業地域を整理しましょう。

漫画でつかもう

クロー
クロー

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第8話:使いやすい車両と設備の選び方 タップして縦読み第8話 使いやすい車両と設備の選び方拡大できる漫画専用ページへ →

キャラクターと詳しく学ぼう

クロー
クロー

シローたちの説明と、具体的な事例・表で理解を深めよう。

車は、今の売り方と、これから広げたい営業の幅で選ぶ。
上級+HACCP

GUIDE 06 / 車の選び方

車は、今の売り方と、これから広げたい営業の幅で選ぶ。

キング
キング

稼ぎ方・場所・メニュー・販売数が見えると、必要な車両サイズ・設備・作業スペースも見えてきます。ただ、売り方が完全に決まるまで選べないわけではありません。定期出店にもイベントにも対応しやすいサイズを選ぶ考え方もあります。購入・改装前には、調理工程と設備が許可の条件に合うか保健所へ確認します。

  1. STEP 01

    稼ぎ方を決める

    クロー
    クロー

    イベント中心か、定期出店で積み上げるか。目標売上と営業日数から、自分の営業スタイルを具体化します。

    2つの型を見る
  2. STEP 02

    場所の「売れ方の形」を見る

    クロー
    クロー

    山が高い場所、毎日同じ高さの場所、育つのに時間がかかる場所。自分の資金繰りに合う形を選びます。

    5タイプを見る
  3. STEP 03

    車は営業の幅で選ぶ

    タツジ
    タツジ

    軽・1t・1.5t・2tロング。今の売り方だけでなく、今後どこまで営業の幅を広げたいかで選ぶと判断を誤りにくいです。サイズごとの向き不向きと、中古で買うときに見る20項目は、姉妹サイトキッチンカー車両研究所にまとめています。

    軽・1t・1.5t・2tを比べる
シローたちがキッチンカーでお客様を迎えるイラスト
MAKE IT YOURS.どんなお店にしよう。想像から始めよう。
01 / SPACE

必要な広さは?

クロー
クロー

人数・調理機器・通路・冷蔵容量。働く場面から考えよう。

02 / ACCESS

その場所に入れる?

クロー
クロー

出店区画、搬入経路、車高制限。行きたい場所から確かめよう。

03 / GROWTH

次に何をやりたい?

クロー
クロー

商品や出店先が増えても動けるか。今とこれからを見比べよう。

中古で買うなら、先に「20項目チェック」を。 下回りの腐食・雨漏り・電装は店頭では見えません。現車で見る場所と危険サインを、キッチンカー車両研究所の20項目チェックに全文公開しています。 高額になる修理と壊れる場所 / 免許・車検・8ナンバー
私たちはイベント出店を重視しています。ただ、それが全員の正解ではありません。

Our Position

私たちはイベント出店を重視しています。ただ、それが全員の正解ではありません。

私たちがイベント出店を重視している理由は、少ない営業日数で大きな売上と利益を狙えるからです。平日に毎日少しずつ売るより、土日の大きなイベントでまとまった利益を作る。そういう営業スタイルを選んでいます。

ただ、これは全員にとって正解ではありません。平日の売上を安定させたい人ならオフィス街。地域に根づいてやりたいなら住宅地やマンション。まとまった売上を狙うならイベント。選ぶ基準は場所の優劣ではなく、自分の稼ぎ方です。

この研究所が特定の場所を勧めない理由も同じです。私たちの選択をそのまま真似ても、商品と体制が違えば同じ結果にはなりません。

SUMMARY
平日の売上を安定させたい→ オフィス街
地域に根づいてやりたい→ 住宅地・マンション
まとまった売上を狙いたい→ イベント
まだ決まっていない→ まず稼ぎ方を決める

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キッチンカーの車両サイズ比較|軽・1t・1.5t・2tの選び方

「売り方が完全に決まるまで選べない」わけではない

クロー
クロー

稼ぎ方・場所・メニュー・販売数が見えると、必要な車両サイズや設備も見えてきます。これは事実です。ただ、売り方が完全に決まるまで車を選べない、という話ではありません。複数の販売モデルに対応できる使い勝手のよいサイズを選ぶ、という考え方もあります。

1.5t:定期出店にもフェスにも対応しやすい

クロー
クロー

1.5tサイズは、平日の定期出店にも、週末のフェスにも対応しやすい選択肢だと考えています。作業スペースに余裕があり、提供数を増やす体制も組みやすい。「今はランチ中心だが、将来はイベントも」という人にとって、営業の幅を狭めにくいサイズです。

1t:都内での利用も含めて検討したいサイズ

クロー
クロー

1tサイズも選択肢になります。都内での利用を考える場合にも、検討したいサイズという見方です。ただし、「1tなら都内のどこでも使える」ということではありません。出店先ごとの搬入条件や区画の大きさは、別途確認が必要です。

軽と2tロング

クロー
クロー

軽はいちばんコンパクトな選択肢、2tロングはいちばん大きなサイズです。この2つの詳しい比較や、設備配置、時間あたりの提供数については、現場データが揃い次第、この記事に追加します。

選ぶときの軸

  • 今の売り方で、必要な作業スペースと設備が収まるか。
  • 今後、営業の幅をどこまで広げたいか。その幅に対応できるか。
  • 出店したい現場に、そのサイズで搬入・駐車できるか。
  • 調理工程と設備が、営業許可の条件に合うか。
POINT

今の売り方だけでなく、今後どこまで営業の幅を広げたいかも考えて車両を選ぶ。

車両の実寸、現場の搬入・出店条件、必要設備との適合は、サイズ名だけでは決まりません。運転に必要な免許も車両ごとに確認してください。

車両の仕様と価格

キング
キング

各サイズの仕様・価格・製作例は、この研究所を運営する株式会社ケイズエムズのキッチンカー製作ブランド CRAFTBASE にまとめています。車両の選び方そのものは、姉妹サイトの キッチンカー車両研究所 で扱っています。

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キッチンカーの給排水タンク・冷蔵庫|メニューに合う設備選び

給排水:多品目・車内仕込みなら、200L+200L

クロー
クロー

多品目を扱い、車内で仕込みまで行うことを想定するなら、私たちの設備提案は給水200L・排水200Lという構成です。タンク容量としては、給水と排水を合わせて400Lになります。

ただし、これは「多品目なら全国一律で400Lが必須」という意味ではありません。必要な給水容量や車内でできる調理の範囲は、調理工程、取り扱う食品、食器の扱いなどと、管轄自治体の基準を照らし合わせて決まります。たとえば千葉市の案内では、給水80Lでも一定の簡易調理で複数品目を扱う区分があります。逆に、200Lのタンクがあれば、あらゆる食品製造や調理を無条件に行えるわけでもありません。

冷蔵か冷凍かは、メニューで変わる

クロー
クロー

冷蔵庫が必要なのか、冷凍庫が必要なのかは、販売するメニューによって変わります。私たちとしては、食品ロスを抑え、効率よく販売するために、冷凍庫の活用を考えたほうがよいのではないか、という意見を持っています。

ただし、冷蔵・冷凍設備は、扱う食材の保存条件や必要量に合わせて選ぶものです。冷凍庫を選べば、どの食材でも冷蔵管理が不要になる、という意味ではありません。

設備の前に、「どんな働き方をしたいか」がある

クロー
クロー

どんな商品を、どんな目的で提供したいのかによって、設備の考え方は変わります。自分のつくった料理を食べてもらい、生活できる収入を得られれば満足という人もいます。事業として大きな利益を出し、規模を拡大したいという人もいます。

料理へのこだわりと利益は、必ずしも対立するものではありません。ただ、目指す働き方や収益の規模が違えば、メニュー、仕込み方、販売方法、必要な設備は変わります。設備を選ぶ前に、自分がどちらに近いのかを決めておくと、選択がぶれません。

POINT

設備はメニューだけでなく、食品ロス、提供効率、目指す利益や働き方まで含めて考える。

購入・改装の前に、調理工程と設備が許可の条件に合うか、営業予定地の保健所に確認してください。

確認しておきたいこと

タツジ
タツジ

飲用に適する水を使い、手洗いが常にできる量を確保します。清潔な給水と汚れた排水を分け、排水設備は使用後の水を十分に貯留できることが求められます。タンク容量だけでなく、実際の使用量も把握してください。

冷蔵庫は食材を入れた状態で冷却能力を確認し、移動中の電源・保冷方法も計画します。水や保冷が確保できないときは、調理・提供を止める判断が必要です。

参考:千葉市・キッチンカーの営業許可 ↗

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キッチンカー購入で失敗しないために|車を買う前後の営業準備

「営業先がない」の中身

クロー
クロー

車を買ったのに出店先がない、という相談を受けることがあります。話を聞くと、公開されている募集に応募して、通らなかった、あるいは条件が合わなかった、というところで止まっていることが少なくありません。売れる場所がないのであれば、売れる場所を探し、こちらから提案する。それが営業です。

提案先は、募集の外にある

クロー
クロー

以下は今回挙がった営業のアイデアで、実際に成約した案件として書いているものではありません。

  • 企業に電話する。「従業員の福利厚生として、現場でつくりたてのお弁当を提供しませんか」と提案する。
  • 店舗に相談する。パチンコ店などに「出店させてもらえませんか」「来店客向けの企画として、商品を買い取ってもらえませんか」と相談する。

共通しているのは、相手にとってのメリットを先に置いていることです。福利厚生、来店客向けの企画。キッチンカーは、相手の課題を解決する道具にもなります。

車を持っていること自体が、営業の武器になる

クロー
クロー

キッチンカーを持っていれば、「明日にでも現場に行けます」と言えます。これは、まだ車を持っていない人にはできない提案です。募集への応募だけに限定せず、使い方や提案先を広げれば、車は営業の武器になります。

自分で売る以外の使い方

キング
キング

自分が毎回販売する以外に、業務委託などで他の人と組んで稼働させる発想もあります。車両の貸出も活用案として挙がりましたが、これは実施条件を確認したうえで検討するものです。貸出と業務委託は別の契約形態で、貸出の可否、許認可、保険、営業者の名義、事故や食品衛生の責任分担は、別途確認が必要です。「買った車をそのまま誰にでも貸せる」という話ではありません。

POINT

「車を先に買ったから失敗した」ではなく、「手に入れた車を使って、どんな営業行動をしたか」を考える。

ただし、「先に買ってもよい」は「設備の確認や資金計画は不要」という意味ではありません。営業すれば誰でも必ず利益が出るわけでもありません。買う前の確認は別の話として、きちんとやってください。

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中古キッチンカーを安く始めるには|価格だけで失敗しない確認点

中古キッチンカーは、購入後に必要なお金まで比べる

クロー
クロー

「安いキッチンカーを買って始めたい」と考えるとき、最初に見るのは車両価格です。ただ、同じ価格でも、厨房機器や整備がどこまで含まれるかで準備するお金は変わります。

車両代に加えて、整備・タイヤやバッテリー・設備の修理や追加・改装・登録などの諸費用・納車費を並べ、営業できる状態までの総額を比較しましょう。さらに、開業後の仕入れや生活費を残しておく必要があります。

安い車両を見つけたら確認したい6項目

  1. 車の状態:年式や走行距離だけでなく、整備履歴、修復歴、下回り、消耗品の状態を確認する。
  2. 設備の動作:冷蔵庫、給排水、電源、換気、調理機器を実際に動かして確認する。
  3. メニューとの相性:調理人数、作業台、保管量、通路、提供窓口を実車で確かめる。
  4. 必要な変更:販売したいメニューに合わせた追加工事を見積もる。
  5. 保証と修理:車両と厨房設備、それぞれの保証範囲、期間、修理窓口を確認する。
  6. 含まれる費用:表示価格に整備・登録・納車など何が含まれるかを明細で比較する。

技術的な状態が判断できないときは、整備事業者や設備の専門業者に確認を依頼しましょう。

中古車の比較表は、同じ条件でそろえる

見積りを比べるための記入項目
  • 購入する車両・含まれる設備・表示価格
  • 納車前の整備内容と追加費用
  • メニューに合わせた改装・設備追加
  • 登録・納車などの諸費用
  • 保証対象と、営業開始までの日程
  • 購入後に手元へ残る運転資金

価格差の理由が分かれば、必要なものに予算を使いやすくなります。「中古だから安い」と決めず、新車や製作車の見積りとも同じ条件で比較してください。

安く始めるために、先にメニューを絞る

キング
キング

最初から多くの調理機器を積むより、売る商品と提供方法を具体化してから必要設備を決めます。使わない設備の購入を避け、動線や保管量も確認できます。ただし、安全性や必要な設備を削ることは費用の節約にはなりません。

車両サイズの比較と給排水タンク・冷蔵設備の考え方を確認し、購入前に予定メニューを保健所へ相談しましょう。

購入費が安くても、営業できる日がなければ利益は残らない

クロー
クロー

車両選びと並行して出店先を探し、販売数と費用を見積もります。初期費用を抑えることと、営業で利益を出すことは別々に計画が必要です。何食売れば利益が出るかを確認し、イベント買い取りも営業方法の候補に入れてください。

初めての方は、キッチンカーを始める基本編で準備の全体像を確認できます。

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