初心者に筆者がまずおすすめしたいのは、主催者や企業から事前に数量・金額を決めて受注する「イベント買い取り」です。一般のお客様への当日販売とは、代金を払う相手も準備の仕方も異なります。
イベント買い取りとは?一般販売との違い

キッチンカーの買い取り(買取)出店は、イベント主催者や企業から商品提供の依頼を受ける営業方法です。キッチンカー事業者が主催者と内容を合意し、当日は来場者へ商品を提供します。車両そのものを買い取る話ではありません。
一般販売では来場者一人ひとりが購入します。買い取りでは、依頼した主催者・企業が合意した代金を支払います。何を何食、いつ、どのように提供するかを事前にそろえることが出発点です。
携帯電話イベントの買い取り専門から始めた実績

筆者は、開業時に携帯電話イベントの買い取り専門でスタートしました。1年目の売上は900万円、2年目は1,800万円、3年目には4,000万円を超えました。
- 1年目900万円
- 2年目1,800万円
- 3年目4,000万円超
この数字は筆者が提供した自身の売上実績です。利益額ではなく、同じ方法で同じ売上になることを示す予測でもありません。受注件数や費用の内訳は掲載していないため、この金額だけから1件あたりの単価や利益率は計算できません。
初心者に買い取りをすすめる3つの理由
1.仕込み量の見通しを立てやすい

事前に提供数が決まれば、食材・容器・積み込み量を計画できます。決めた数量を時間内に提供できるか、試作と練習で確認してから受注しましょう。
2.出店前に採算を確認しやすい

受注金額に対し、食材費・容器代・人件費・移動費などを見積もります。「受注できた」だけで終わらず、準備と片付けを含めて仕事として成立するかを確かめます。
3.主催者との関係を次の仕事につなげられる

決めた時間に搬入し、スムーズに提供し、きちんと片付ける。依頼する側が安心して相談できる出店を目指します。これは次の依頼を得るための考え方で、継続発注が決まっているという意味ではありません。
買い取り料金の考え方

料金は一律の相場だけで決めず、商品・提供数・拘束時間・移動距離・人員などの条件をそろえて考えます。まず必要な費用を積み上げ、仕事として残したい金額を含めて提案しましょう。
- 何を何食、何時間で提供するか
- 食材・容器・人員・仕込みと移動にいくらかかるか
- 電源・水・搬入場所を誰が用意するか
- 数量変更や追加提供をどう扱うか
- 雨天・中止時の扱いと、支払日
必要な販売数と費用の関係は、キッチンカーの損益分岐点で詳しく説明しています。
携帯ショップ・イベント運営会社へ提案するには

営業先の候補として、携帯電話販売店やイベント運営会社などを調べます。募集や外部出店の受け入れ状況は、相手の公式情報や窓口で確認してください。
提案資料は最初の1枚で内容が分かるように。商品写真、提供できる数量、料金、対応エリア、提供時間、車両寸法、必要な電源をまとめます。相手のイベントの目的に合う内容を考え、自分が無理なく提供できる規模から提案しましょう。
受注後は当日の担当者と、搬入・提供・撤収の時間を確認します。メニューと提供速度の組み立ても、予定どおり商品を届けるために役立ちます。
買い取り出店でよくある疑問
売れ残りを主催者が後から買うことですか?

この記事で扱うのは、事前に数量・金額を決めて依頼を受ける方式です。売れ残りの引き取りや最低売上保証とは条件が異なるため、募集名称だけで判断せず、実際の依頼内容を確認しましょう。
初心者なら買い取りだけで始めるべきですか?

筆者は自身の経験からおすすめしていますが、受注先、調理能力、営業日、費用によって合う形は変わります。イベント・ランチ・併用の営業スタイルも比較し、自分が続けられる計画にしてください。
