何屋か、ひと目で伝える。

まず主役の商品を決めます。写真・商品名・価格を見やすく並べ、お客様が注文するまでの迷いを減らします。
昼食なら量と食べやすさ、おやつなら持ち歩きやすさなど、買う場面に合わせます。
テーマ別講座

作りやすさ・提供の速さ・残るお金で考えよう。

人気の料理をたくさん並べれば売れるかな?

おいしさに加えて、選びやすさ・作りやすさ・待ち時間・利益を考えます。まずは漫画で、シローの気づきを追ってみましょう。

読みたい話をタップすると、このページで縦読みできます。
拡大できる漫画専用ページへ →
拡大できる漫画専用ページへ →
シローたちの説明と、具体的な事例・表で理解を深めよう。
GUIDE 04 / 客単価

「何を売るか」と「いくらで売るか」はセットで考えます。看板商品で買う理由を伝え、セットとトッピングで1人あたりの支払いを上げる。需要に対して供給が少ない場所なら、価格そのものを見直してもいい。混む時間に渡せる速さも含めて、1食ごとに利益が残る構成を目指します。

まず主役の商品を決めます。写真・商品名・価格を見やすく並べ、お客様が注文するまでの迷いを減らします。
昼食なら量と食べやすさ、おやつなら持ち歩きやすさなど、買う場面に合わせます。

単品に加え、飲み物・追加トッピング・サイズ違いを検討。材料と作業が増える分も計算し、追加注文が利益につながるか確認します。
価格を上げ下げしたら、客数と客単価の両方を記録します。

「売れる数」と「安全に作れる数」をそろえます。仕込み、保冷、加熱、盛り付け、会計のどこが詰まるかを試し、必要な人員と販売数を決めましょう。
注文から受け渡しまで通して試し、会計や盛り付けで詰まる工程を減らします。
次の出店日時・場所を店頭や告知でわかりやすく伝えます。定期出店では、主力商品を残しながら季節商品や曜日限定メニューを試し、再来店につながるか確かめます。

同じ800円の商品でも、調理や盛り付けの手間が違えば、限られた時間に提供できる数量が変わります。ピークが45分しかない現場なら、その45分で何食渡せるかが、売上の上限そのものです。
お弁当:800円 × 100食 = 売上80,000円
いちご削り:800円 × 150食 = 売上120,000円
この例では、いちご削りのほうがオペレーションを組みやすく、提供数を増やせるという考え方です。数字は説明用の比較例で、実績ではありません。
ただし、売上の比較だけでは利益の大小までは分かりません。利益まで比較するなら、原価、人件費、出店料も必要になります。

提供が速くても、需要がなければ売れません。回転率は、選ばれる商品であって初めて意味を持ちます。順番としては、まずその場所のお客様に選ばれる商品であること。次に、それを効率よく提供できること。この両方が揃って、初めて成り立ちます。

メニューを決めるとき、作り手がどれだけ手間をかけたいかで考えがちです。しかし基準は、お客様に選ばれるか、それを効率よく提供できるかです。手間をかけた商品が選ばれないなら、その手間は売上になりません。
需要のある商品と、提供能力の両方を成立させる。
注文から受け渡しまでを通して試し、仕込み・保冷・加熱・盛り付け・会計のどこが詰まるかを確かめてから、販売数と人員を決めます。

単品に加えて、飲み物、追加トッピング、サイズ違いを用意する。欲しい組み合わせがあれば、お客様は自然に1人あたりの支払いを増やします。材料と作業が増える分も計算して、追加注文が利益につながるかを確かめます。

一方で、値上げを避ける必要はありません。普段500円で販売している商品でも、需要に対して供給が少ない場所なら、700円での販売を検討してよい。これは価格設定の考え方を示す例で、特定の商品の販売実績ではありません。
料理は、素材をそのまま原価で売っているわけではありません。素材に手を加え、その場所で提供することで価値を付けています。価格は原材料費だけで決めるものではなく、需要と、提供している価値も踏まえて考えるものです。

同じ商品でも、場所が変われば「選ばれる価格」は変わります。競合が少なく需要が集中する場所と、選択肢の多い場所とでは、払ってもらえる金額が違います。ただし、需要が多ければ無制限に上げても売れる、ということではありません。その場所のお客様が「この価値ならこの値段」と納得する範囲を見つけることです。
客単価を上げる方法は、セット販売だけではない。商品にどんな価値があり、その場所でいくらなら選ばれるのかを考える。
価格を上げ下げしたら、客数と客単価の両方を記録してください。片方だけ見ると判断を誤ります。