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許可と安全

講座の案内役

相談先、食品衛生、設備の安全を確認しよう。

シロー
シローの疑問

気をつけることが多そう。何から確認したらいい?

この項目で学ぶこと

キング
キング

元の研究所にある、事前相談・衛生管理・ガスと発電機の記事をまとめました。実際の手続きや出店条件は、営業地域の窓口・会場・機器の説明で確認しましょう。

漫画でつかもう

クロー
クロー

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第7話:営業に必要な許可と手続き タップして縦読み第7話 営業に必要な許可と手続き拡大できる漫画専用ページへ →
第9話:食中毒を出さないための衛生管理 タップして縦読み第9話 食中毒を出さないための衛生管理拡大できる漫画専用ページへ →
第14話:雨・猛暑・故障などのトラブルへの備え タップして縦読み第14話 雨・猛暑・故障などのトラブルへの備え拡大できる漫画専用ページへ →

キャラクターと詳しく学ぼう

クロー
クロー

シローたちの説明と、具体的な事例・表で理解を深めよう。

基本中の基本は、食中毒を出さないこと。
上級+HACCP

GUIDE 07 / 続ける 02 衛生管理

基本中の基本は、食中毒を出さないこと。

キング
キング

おいしさも、売上も、お客様の安全があってこそ。食材の仕入れから仕込み、運搬、調理、提供まで、一つひとつの工程で予防します。

専用の手洗い場で、石けんと流水を使って手を洗う様子のイメージ
01 / 清潔

つけない

キング
キング

手と器具を清潔に。生肉・魚介と、加熱済み食品を分ける。

  • 調理前・トイレ後・生肉を触った後は手洗い。
  • 生肉用と盛り付け用のトングを使い分ける。
  • 手袋も、現金やスマホに触れたら交換する。
食材をふた付きの容器に入れ、整理して冷蔵保管する様子のイメージ
02 / 温度と時間

増やさない

クロー
クロー

冷たいものは冷たく。温かいものは適切に保温し、長く置かない。

  • 運搬中も保冷し、温度計で確認する。
  • 必要量ずつ調理し、常温で作り置きしない。
  • 保存する料理は、小分けして速やかに冷却。
加熱した鶏肉に中心温度計を差し込み、火の通りを確認する様子のイメージ
03 / 加熱

やっつける

タツジ
タツジ

中心まで加熱する。見た目だけでなく、温度と時間で確かめる。

  • 中心温度計で、食品の火の通りを確認。
  • 食品や調理法に合った加熱条件を決める。
  • 器具は汚れを落としてから適切に消毒する。
「においが普通」「もう一度温めた」だけでは、安全と判断できません。

食中毒を起こす食品は、見た目やにおいが変わらないことがあります。黄色ブドウ球菌やセレウス菌の一部の毒素は、通常の再加熱では除けません。

菌が増えやすい条件

栄養・水分・温度。
そこに、時間が重なる。

キング
キング

食材や汚れにある栄養、水分、菌に適した温度がそろうと増殖します。暑い車内、濡れたふきん、ぬるい煮込みを放置する時間を減らしましょう。

菌によって性質は異なります。少量で発症する菌や、低温でも増える菌もあるため、冷蔵だけで安心しないことが大切です。

長く留めない温度帯10〜60℃

多くの食中毒菌が増えやすい「危険温度帯」。食品の温度と、置かれた時間を管理します。

冷蔵長時間放置しない保温
冷蔵庫の管理例10℃以下

食品表示・保存基準がより厳しい場合はそちらを優先。冷蔵は殺菌ではありません。

持ち帰り用食品の保温目安65℃以上

持ち帰り食品の衛生管理の目安。料理ごとの条件を決め、提供まで温度を確認します。

肉などの加熱目安中心75℃・1分以上

または同等以上の加熱条件。機器の設定温度と食品の中心温度は別です。

ノロ汚染のおそれのある二枚貝など中心85〜90℃・90秒以上

対象食品に応じた条件で加熱。すべてを75℃・1分で扱わないようにします。

根拠:厚生労働省・テイクアウトの食中毒予防 ↗ / 小規模な一般飲食店の手引書(概要版PDF) ↗ / ノロウイルスQ&A ↗ / 農林水産省・微生物と食品 ↗

前日のカレーやご飯は、再加熱すれば提供できますか?

再加熱だけで安全は判断できません。冷却・保存中に増えた菌や、加熱で除けない毒素のリスクがあります。自店の計画に沿って温度と時間を管理し、安全を確認できない食品は提供しないでください。菌の特徴を確認する →

菌の名前を、現場の注意点に変える。
上級+HACCP

衛生管理 02 / 菌・ウイルス

菌の名前を、現場の注意点に変える。

キング
キング

代表的な7種類の細菌とノロウイルスを紹介します。扱う食材や作業を選び、「どこで起こるか」「どう防ぐか」を確認してください。

細菌 · 鶏肉・肉汁

カンピロバクター

少量でも発症。生焼けと二次汚染に注意。起こりやすい場面・予防策

起こりやすい環境・場面

鶏肉・内臓の加熱不足や、生肉の汁がサラダ・調理済み食品に付く場面。食品中で大量に増えていなくても食中毒につながります。

キッチンカーでの予防策

鶏肉は中心まで十分に加熱。生肉用と盛り付け用のトング・まな板を分け、肉を触った後は手を洗います。

公的資料を読む ↗
細菌 · 卵・食肉

サルモネラ属菌

割り置きした卵や、ぬるい状態の食材に注意。起こりやすい場面・予防策

起こりやすい環境・場面

卵・食肉などを常温で放置すると増殖するおそれがあります。卵液の作り置き、加熱不足、器具を介した汚染が危険につながります。

キッチンカーでの予防策

必要量ずつ扱い、冷蔵管理と十分な加熱を徹底。卵や肉を扱う器具と、提供用の器具を分けます。

公的資料を読む ↗
細菌 · 食肉・生野菜

腸管出血性大腸菌(O157など)

ハンバーグも、中心まで火を通す。起こりやすい場面・予防策

起こりやすい環境・場面

生肉やその肉汁、汚染された野菜などが原因に。少量でも発症することがあり、ひき肉は内部にも菌が入り込む可能性があります。

キッチンカーでの予防策

肉の中心温度・時間を確認。生肉と加熱済み食品を分離し、野菜の洗浄や手洗いも徹底します。

公的資料を読む ↗
細菌 · 手指・おにぎり・弁当

黄色ブドウ球菌

作られた毒素は、通常の加熱では壊れにくい。起こりやすい場面・予防策

起こりやすい環境・場面

手指や傷から食品へ移り、温度管理が不十分な食品の中で増えて毒素を作ることがあります。素手での盛り付けや常温放置に注意。

キッチンカーでの予防策

手指の傷は責任者へ報告し、食品に直接触れる作業を避けます。清潔な器具で扱い、速やかに提供・適切に冷却します。

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細菌 · カレー・煮込み・大鍋

ウェルシュ菌

大鍋を、そのまま一晩置かない。起こりやすい場面・予防策

起こりやすい環境・場面

酸素の少ない煮込みの内部などで増殖。加熱に耐える芽胞が残り、ゆっくり冷める間に菌が増えることがあります。

キッチンカーでの予防策

作り過ぎず、保存する分は浅い容器へ小分けして速やかに冷却。冷却の時刻・温度を確認し、再加熱だけに頼りません。

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細菌 · 米飯・炒飯・パスタ

セレウス菌

炒め直せば安全、とは限らない。起こりやすい場面・予防策

起こりやすい環境・場面

米飯・麺類などの常温放置がリスク。加熱に耐える芽胞があり、嘔吐型の毒素は通常の再加熱で除けません。

キッチンカーでの予防策

必要量を調理し、長時間の作り置きを避けます。保存が必要な場合は速やかな冷却と低温管理を行います。

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細菌 · 魚介類

腸炎ビブリオ

暖かい時期の魚介類と、二次汚染に注意。起こりやすい場面・予防策

起こりやすい環境・場面

海水由来の菌で、塩分のある環境を好みます。魚介類の温度管理が崩れると増えやすく、器具を通じて他の食品にも移ります。

キッチンカーでの予防策

魚介類を低温で保管し、必要に応じて十分に加熱。生の魚介類と調理済み食品の器具を分けます。

公的資料を読む ↗
ウイルス · 調理者の手・二枚貝

ノロウイルス

食品中では増えない。持ち込まないことが大切。起こりやすい場面・予防策

起こりやすい環境・場面

感染した人の手指や吐物などを介して食品を汚染。冬に多くても通年で注意が必要です。少量で感染し、食品中で増える細菌とは性質が違います。

キッチンカーでの予防策

下痢・嘔吐がある人は調理せず報告。石けんと流水の手洗いを徹底し、アルコールだけに頼りません。汚染のおそれがある二枚貝などは中心85〜90℃で90秒以上加熱します。

公的資料を読む ↗

この一覧は代表例です。寄生虫・自然毒・化学物質などによる食中毒にも注意が必要です。農林水産省・食中毒の原因図鑑 ↗

HACCPは、毎日の「決める・守る・残す・見直す」。
上級+HACCP

衛生管理 04 / HACCP

HACCPは、毎日の「決める・守る・残す・見直す」。

キング
キング

HACCP(ハサップ)は、食品を扱う工程の危険を考え、特に重要な工程を管理して食中毒などを防ぐ衛生管理の考え方です。

2021年6月から、原則として食品等事業者にHACCPに沿った衛生管理が求められています。小規模な飲食店は、厚生労働省が内容を確認した手引書を参考に「HACCPの考え方を取り入れた衛生管理」に取り組めます。

手洗い・清掃などの一般衛生管理と、メニューごとの重要な管理をセットで。計画を用意し、スタッフで共有して実施し、確認結果を記録します。書類を作るだけで終わらせず、記録から手順を改善します。

厚生労働省の説明を読む ↗
調理場所と分けた清潔なスペースで、その日の衛生管理の確認結果を記録するイメージ
確認したことを、その日の記録に。
  1. 01

    決める

    キング
    キング

    いつ、誰が、何を、どう確認するか。異常時の対応も衛生管理計画へ。

  2. 02

    守る

    クロー
    クロー

    手順を全員で共有し、仕込みから提供まで、計画どおり実施する。

  3. 03

    残す

    クロー
    クロー

    日時・担当者・温度・確認結果・問題と対応を記録して保管する。

  4. 04

    見直す

    クロー
    クロー

    定期的に記録を振り返り、メニューや設備の変更時にも計画を更新する。

まず、自分のメニューを3つに分ける

第1グループ

加熱しないもの

クロー
クロー

例:冷たいまま提供するサラダ

冷蔵と清潔な取り扱いを確認

低温管理を保ち、生肉や手指からの汚染を防ぎます。取り扱える品目・工程は営業許可の条件も確認。

第2グループ

加熱して提供するもの

クロー
クロー

例:唐揚げ・ハンバーグ

加熱の確認と、提供までの管理

中心まで十分に加熱。保温する場合は温度と時間を管理し、加熱後の二次汚染を防ぎます。

第3グループ

加熱後に冷却するもの

キング
キング

例:仕込んで冷やし、再加熱するカレー

冷却・冷蔵・再加熱を確認

小分けして速やかに冷却し、低温で保管。再加熱時も確認。ゆっくり常温で冷ます方法は避けます。

キッチンカーの衛生管理計画・記録の例
例を参考に、自店の食材・調理法・設備に合う管理条件を設定してください。
管理することいつ・どう確認記録する内容問題があったら
冷蔵・運搬出発前・到着時・営業中に温度計で確認。食材の保存条件を守る。時刻、庫内・品温等の測定値、担当者対象品を分け、温度・経過時間を確認。安全が確認できない食品は提供しない。
肉の加熱自店で決めた頻度で中心温度と加熱時間を確認。料理・ロット、中心温度、保持時間、担当者加熱不足なら追加加熱して再確認。ほかの衛生不良がある場合は提供しない。
カレーの冷却小分けし、冷却開始・途中・終了の温度と時刻を確認。開始・終了時刻、温度、保管先、担当者計画の冷却条件を満たさなければ提供を止め、処置と原因を記録する。
従業員の体調作業前に下痢・嘔吐・手指の傷などを確認。確認結果、担当者、作業変更等の対応症状を責任者へ報告し、食品を直接扱う作業から外す。
「異常なし」だけでなく、問題があったときの処置も記録する。

記入例:冷蔵庫の温度上昇を確認 → 対象食品を分ける → 経過時間と品温を調べる → 提供可否と処置を記録 → 原因を確認し、再発を防ぐ。判断できない場合は提供を止め、保健所へ相談します。

手引書・計画と記録の様式:小規模な一般飲食店の手引書(概要版PDF) ↗ / 業種別手引書一覧 ↗

一人で営業するキッチンカーにもHACCPは必要ですか?

原則として必要です。小規模飲食店向けの手引書を参考に、衛生管理計画の作成、実施、記録、見直しを行います。自店の調理工程と設備に合わせて管理方法を決めてください。HACCPの始め方を見る →

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キッチンカーの営業許可|保健所へ相談する前の準備

相談は、恐れるものではない

キング
キング

「保健所」と聞くと、審査で落とされる場所のように感じる人がいます。実際には、営業を始めたい人が、何をどう整えればよいかを確認しに行く場所です。分からないことを分からないまま進めるより、早めに相談したほうが、結果として遠回りしません。

意識しておきたい2つのこと

  • 食品衛生責任者。資格の取得と選任が営業の前提になります。ただし、「資格を取得済みでなければ相談もできない」という意味ではありません。相談の段階で、いつまでに整えるかを確認すれば十分です。
  • HACCPへの理解。「考え方を知っている」で終わらせず、自分の営業に合わせた衛生管理計画をつくり、実施状況を記録・保存し、必要に応じて見直すところまでが求められます。

「事前相談」と「申請・検査」は別

キング
キング

保健所とのやり取りには、営業許可を申請する前の「事前相談」と、実際の「申請・検査」があります。この2つは分けて考えてください。

相談の段階では、予定するメニュー、調理の工程、車両の設備やレイアウトが分かる資料を整理しておくと、確認事項が具体的になります。たとえば千葉市では、施設基準についての事前相談で平面図などの持参を案内しています。申請時に必要な書類や確認事項は、管轄の保健所で確認してください。

事業として必要な準備は、別にある

キング
キング

保健所に出す書類とは別に、事業を進めるうえで必要になるものがあります。資金の準備、行動する意欲、無駄な損失を出さない判断力。これらは保健所に提出するものではありませんが、営業を続けるためには欠かせません。制度上の準備と、事業上の準備を、混ぜずに両方整えてください。

POINT

相談を過度に恐れず、食品衛生の基本と事業を進める準備を整える。

メニューや設備を変えるときも事前に相談を。出店先の承諾や会場の手続きは、保健所とは別に確認します。

確認しておきたいこと

キング
キング

営業許可の条件、必要な書類、給排水タンクの容量、車内でできる作業、仕込み場所の扱いは、営業予定地の保健所によって異なります。自宅の台所で仕込めると決めつけないでください。

HACCPは、2021年6月から原則としてすべての食品等事業者に求められています。小規模な飲食店は、厚生労働省が内容を確認した手引書を参考に「HACCPの考え方を取り入れた衛生管理」に取り組めます。

参考:千葉市・キッチンカーの営業許可 ↗ / 厚生労働省・HACCPに沿った衛生管理 ↗ / 小規模な一般飲食店の手引書(概要版PDF) ↗

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キッチンカーの公園出店|管理者と許可条件の確認方法

「空いているから出す」は成り立たない

タツジ
タツジ

公園は公共の場所です。人が集まっていて、スペースが空いていても、それは出店してよい理由にはなりません。無断で営業すれば、その場で止められるだけでなく、今後その場所で出店する道を自分で閉ざすことになります。

最初にやること:管理元と窓口を探す

キング
キング

公園を見つけたら、まずその公園を管理しているのが誰かを調べます。自治体の担当課の場合もあれば、指定管理者や運営団体が窓口になっている場合もあります。出店を取りまとめている窓口が別にあることもあります。

窓口が分かったら、出店できるかどうかを確認し、必要な手続きを踏みます。出店できる場所・日時・条件は公園ごとに違うので、聞いてみるまで分かりません。

許可の条件は、公園ごとに違う

クロー
クロー

営業できるかどうか、必要な手続き、火気や発電機の扱い方は、管理者によって異なります。ほかの公園で通った条件が、別の公園でも通るとは限りません。断定的な情報を鵜呑みにせず、出店予定の公園の管理者へ必ず確認してください。

POINT

公園を見つけたら、最初にするのは出店ではなく、管理元と出店窓口の確認。

確認の順番は、管理者を調べる → 出店可否を聞く → 必要な手続きを踏む。この3段階です。

確認しておきたいこと

キング
キング

必要な許可や出店条件を詳しく知りたい場合は、対象となる公園の管理者が公開している情報を確認してください。

食品の営業許可(保健所)と、公園を使う許可(管理者)は別の手続きです。両方が必要になります。

参考:千葉市・キッチンカーの営業許可 ↗

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キッチンカーの発電機・ガスの安全管理|出店前の確認ポイント

3つの、別々の出来事

クロー
クロー

私たちは、営業中のキッチンカーが燃える場面を直接見た経験はありません。一方で、製造中の発火や、現場で危険を感じた経験はあります。以下は、それぞれ別の出来事です。一つの事故として混ぜて読まないでください。

製造中の発火

クロー
クロー

スタッフが溶接している際に、車内の配線を燃やしてしまったことが一度あります。これは製造中の出来事で、営業中に発生した車両火災の事例ではありません。

調理中に、壁を焼いてしまう

クロー
クロー

慣れていないスタッフが現場に出ると、料理をつくることだけに集中して、周囲の壁が熱で焼けていることに気づかない場合があります。商品の調理に集中しすぎず、周囲の状態も確認できるようにする必要があります。

発電機の、誤った取り扱い

タツジ
タツジ

発電機を貸し出した際、エンジンオイルを入れる箇所にガソリンを入れられたことがあります。扱いに慣れている人には当たり前でも、初めて使う人には、燃料とオイルを入れる場所の違いから説明する必要があります。

ガスは、事業者に点検してもらう

クロー
クロー

ガスの点検は、ガス事業者に相談して確認してもらうという考えです。ホース、接続部、器具の状態を、自分の目だけで判断しないでください。

営業前に、実機で研修する

クロー
クロー

発電機もガスも、使い方を知らないまま現場に出さない。営業前に研修を行い、実機で扱い方を確認します。料理の研修はするのに、機械の研修はしない、という状態が一番危ない。「分かっているはず」で任せないことです。

POINT

「分かっているはず」で任せない。料理の研修だけでなく、発電機とガスの扱い方も、営業前に教える。

研修には、機種ごとの取扱説明書の確認、使用前点検、燃料とオイルの注入口の確認、始動・停止、給油、設置場所、異常時の対応を含めます。

確認しておきたいこと

クロー
クロー

携帯発電機は、屋内・車内や換気の悪い場所では使用しません。屋外でも、排気が人や建物内へ向かないようにし、周囲の火気や可燃物との距離を確認します。

燃料の補給はエンジンを停止して行い、具体的な手順は取扱説明書に従います。発電機の稼働中に給油しないでください。異常を感じた場合は使用を止め、販売店や整備先に確認します。

火気の使用や出店の届出は、管轄の消防署や主催者に確認します。出発前は車両点検と積載物の固定を行い、強風・雷・大雨時の営業中止基準も決めておきます。

参考:東京消防庁・キッチンカーの火災事例(PDF) ↗ / 東京消防庁・催しの火災予防対策 ↗

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キッチンカーのカレーと食中毒予防|前日の再加熱だけで大丈夫?

「再加熱すれば大丈夫」と考えない

タツジ
タツジ

家庭では「2日目のカレー」は当たり前かもしれません。しかし、お客様に販売する食品として考えると、話は別です。食中毒のリスクを考えると、前日の残りを翌日の販売に回さないほうがよい。これは私たちの運営上の強い意見です。リスクを減らす運営方針として、翌日に持ち越さない考え方を勧めています。

カレーで注意するのは、ウェルシュ菌

キング
キング

カレーなどの煮込み料理では、ウェルシュ菌による食中毒に注意が必要です。この菌は加熱に耐える芽胞をつくるため、通常の加熱をしたことだけで安全とは判断できません。大鍋で煮込んだものをゆっくり冷ましている間に、酸素の少ない内部で菌が増えることがあります。

つまり、「一度しっかり煮たから」「翌日また温めたから」は、安全の根拠にならないということです。

問題は「前日」という日付ではなく、管理

タツジ
タツジ

正確に言えば、「前日に調理したカレーは、どんな管理をしていても一律に提供禁止」ということではありません。問題になるのは、前日に調理したという日付だけでなく、冷却、保管温度、保管時間、再加熱などの管理です。

保存する場合には、浅い容器などに小分けして速やかに冷却し、適切に冷蔵・冷凍します。再加熱する際は、全体をよく混ぜて中心まで十分に加熱する。冷却・保管からの一連の管理があって、初めて成り立ちます。

ただし、これは「常温で放置したカレーでも、後から加熱すれば救済できる」という意味ではありません。管理できていないものを、再加熱だけを根拠に販売しないでください。当日調理したものでも、不適切に長時間放置してよいわけではありません。

運営方針として、持ち越しに頼らない

キング
キング

一連の管理を毎日確実に実行できる体制があるなら、それは自店の衛生管理計画の中で決めることです。ただ、私たちの結論は単純で、翌日への持ち越しに頼らない販売を考える、ということです。作りすぎない仕込み量を決め、売り切る設計にする。それが一番のリスク対策です。

POINT

「再加熱すれば大丈夫」と考えない。食中毒リスクを避けるため、翌日への持ち越しに頼らない販売を考える。

この記事の主張は、翌日販売を簡単に勧めることではなく、「再加熱だけを安全の根拠にしない」という点にあります。

確認しておきたいこと

キング
キング

多くの食中毒菌が増えやすい危険温度帯(10〜60℃)に、食品を長く留めないこと。食品の温度と、置かれた時間を管理します。

自店の衛生管理計画で、冷却の条件、保管温度、再加熱の確認方法を決め、実測温度・時刻・担当者を記録してください。安全を確認できない食品は提供しないでください。

参考:食品安全委員会・ウェルシュ菌 ↗ / 厚生労働省・テイクアウトの食中毒予防 ↗ / 小規模な一般飲食店の手引書(概要版PDF) ↗

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