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青空の下、黄色いキッチンカーで食事を届けるAI生成イメージ

FOOD TRUCK STARTUP LAB

自由な働き方で好きで稼ぐキッチンカー

経験者が教えるリアル。
厳しさの中に、やりがいと成功がある。

AI生成イメージ
キッチンカーで仕込みと確認を行う二人のAI生成イメージ
AI生成の写真風イメージ

REAL WORK. REAL STORIES.

憧れだけでは、続かない。
だから、リアルを知ろう。

仕込み、移動、接客、片付け。
売れた日も、思いどおりにいかなかった日も。

製作と出店運営を経験した筆者が、売上のつくり方から、利益を残す工夫、毎日の衛生管理まで伝えます。

「好き」を、続けられる仕事に。

筆者が最初に選んだ「買い取り」の話 →
基本編

START HERE / はじめの12のヒント

はじめの一歩は、
「知る」ことから。

「なんとなく気になる」から始めよう。売上、仕事、車、準備。
この12項目で、キッチンカーの全体像をつかめます。

キッチンカーとは?

車両に調理・販売の設備を備え、確保した出店場所へ移動して営業するお店です。ランチ、イベント、企業からの買い取り依頼など、売り方はさまざま。車を選ぶことに加え、商品・場所・価格・提供方法を組み立てることが開業の準備になります。

出店場所の探し方から応募・当日の準備まで読む →

基本編を最初から読む →
青空と緑に囲まれた黄色いキッチンカーのAI生成イメージ
GOOD FOOD. GOOD TIMES.お店を開くって、ちょっとワクワクする。AI生成のイメージです。実在の車両・出店実績ではありません。

STEP BY STEP

基本編から、中級、上級+HACCPへ。

今の自分に合うところまでで大丈夫。読み終えたら、次の一歩へ進みましょう。

  1. LEVEL 01 / 基本編

    仕事の全体をつかむ

    売上のしくみ、店舗との違い、開業までの流れ。まずは言葉と全体像を知ります。

    基本編から始める →
  2. LEVEL 02 / 中級

    自分の売り方を考える

    誰に、何を、どこで、いくらで売るか。売上の式から、自分の場合を考えます。

    中級の記事へ進む →
  3. LEVEL 03 / 上級+HACCP

    運営を深め、安全を守る

    収支・車両・厨房設備・現場の判断を深め、最後に衛生管理とHACCPを学びます。

    上級+HACCPへ進む →
LEVEL 02 / 中級

基本がわかったら、
自分の商売を考えよう。

売上のしくみ → 営業スタイル → 出店場所 → メニューと価格

中級

The Question

同じ場所、同じ日でも、売れる車と売れない車がある。

キッチンカーを開業する人が最初にぶつかるのが「どこに出せば売れるのか」という問いです。ですがこの問いには、ひとつの正解がありません。

同じ場所に同じ日に出しても、売れる車と売れない車があります。逆に、人通りの少ない場所で安定して売上を作っている車もあります。差を生んでいるのは場所そのものではなく、商品・価格・営業スタイルと、その場所の相性です。だからこの研究所では、場所にランキングを付けません。場所ごとに「どんな稼ぎ方の人に向くか」「どんな人には向かないか」を整理します。

だからこの研究所では、「売れる場所」を探す代わりに、売上を営業日数・客数・客単価の3つに分け、稼ぎ方 → 場所 → メニューと価格 → 利益 → 車の順に組み立てます。場所は、その中のひとつの変数にすぎません。

運営しているのは、キッチンカーの製作・修理・販売を行い、自分たちでもイベント出店をしている会社です。売り手として現場に立った実感と、車両を扱う立場から見えることの両方を書きます。

01 場所に順位を付けない 「イベントが一番」「オフィスが正解」といった一般化はしません。イベントで売れずに終わる車も、住宅地で毎週売り切る車も、どちらも現場で起きています。
02 人数ではなく中身を見る 通行量が多いことと、その人たちが自分の商品を買うことは別の話です。何の目的で、何時に、どんな人が来る場所なのかを見ます。
03 実績と試算を分ける 「1日◯万円」といった売上例は、条件を書かずに出すと判断を誤らせます。実績は自分たちで計測した数字を掲載します。計算例は、実績と区別して仮の試算と明記します。
中級

MAKE SALES.

中級

GUIDE 01 / 売上の式

売れる場所を探す前に、売上を3つの数字に分ける。

いくら売りたいか。そのために何日出て、何人に、いくらで買ってもらうか。売上は、営業日数・客数・客単価のかけ算です。この3つには、それぞれ決めるべきことがあります。ここから先の章は、この式の順に進みます。

実際に出店できる日数営業日数
1日に買ってくれる人数客数
1人が支払う平均額客単価
月に積み上げる売上
計算の例

月12日 × 80人 × 1,000円 = 月商96万円
1日あたりにすると、日商8万円。

考え方を示す仮の試算です。売上の実績・予測ではなく、ここから食材費・人件費・出店料などがかかります。実際は出店日ごとの売上を合計します。

01 / 営業日数をつくる

出店できる日を確保する。

イベントで売る日と、定期出店で積み上げる日を組みます。仕込み・移動・休業日も含め、無理なく続く月間予定にします。

自分に合う稼ぎ方を選ぶ →
02 / 客数をつくる

買いたい人のいる場所へ。

誰が、何時に、何を食べたくなる場所か。出店区画の前の人の流れと、競合の価格・行列を観察します。

出店場所を比較する →
03 / 客単価をつくる

選ばれる商品と価格に。

看板商品を明確にし、量・トッピング・セットを設計。お客様が払いたい価格と、1食売って残る金額を合わせて考えます。

メニューと価格を考える →
目標日商 ÷ 客単価 = 必要な客数

その人数が買う見込みはあるか。ピーク中に提供できるか。営業後は客数・客単価・時間帯別の売上を記録し、場所・商品・売り方を見直します。

中級

GUIDE 02 / 営業日数と稼ぎ方

月に数日で組み立てるか、毎日積み上げるか。

初心者に筆者がまずおすすめしたいのは、イベントの「買い取り」です。最初に「誰が代金を払うのか」を考え、そのうえで、イベント中心か定期出店中心か、営業日の組み方を選びましょう。

FIRST CHOICE / 筆者のおすすめ

初心者にこそ、まず知ってほしい。
イベントの「買い取り」という売り方。

お客様一人ひとりに売るだけが、キッチンカーの商売ではありません。

主催者や企業に、あらかじめ決めた数量・金額で依頼してもらう。筆者が開業時に選んだのは、携帯電話イベントの買い取り専門でした。

01 / 事前に決める主催者と内容・金額を合意
02 / 当日届ける来場者へ商品を提供
03 / 支払う相手依頼した主催者・企業

筆者は、ここから事業を育てました。

携帯電話イベントの買い取り専門でスタートした筆者の、開業から3年間の売上推移です。

  1. YEAR 01 / 1年目900万円
  2. YEAR 02 / 2年目1,800万円
  3. YEAR 03 / 3年目4,000万円超

筆者の実績に基づく売上額です。利益額ではなく、同じ売上を保証するものではありません。

仕込みの見通しを立てやすい

提供数が事前に決まれば、食材や容器、当日の人員を計画しやすくなります。

受注時に採算を考えられる

依頼金額と必要な費用を比べ、出店前に「この仕事でいくら残るか」を検討できます。

次の依頼につなげる営業ができる

時間を守る、スムーズに提供する。主催者にとって頼みやすい出店を目指します。

イベント買い取りの仕組み・料金・営業方法を詳しく読む →

最初の一歩:買い取り向けの提案を1枚に。

商品写真・提供数・料金・対応エリア・提供時間・必要な電源をまとめ、携帯電話販売店やイベント運営会社などへ提案します。最初は、自分が無理なく提供できる数量から。

見積りでは、食材・容器・人件費・移動費を含めて確認。数量変更、雨天・中止時の扱い、支払日も事前にそろえましょう。

TYPE A / 一点集中

土日・イベントで、まとめて売る

売れ方の形

営業日数は少なくてもいいので、出る日にまとまった売上と利益をつくる型です。仕込みも人手も、その日に集中して投入します。準備の負担は大きく、当日の天候や集客に結果が左右されます。そのぶん、条件が合ったときの1日の売上は、他の型では届かない水準になります。

向く場所:イベント出店 大型イベント・フェス・地域の祭り・スポーツ興行など
TYPE B / 積み上げ

平日の定期出店で、積み上げる

売れ方の形

1日あたりの売上は大きくなくていいので、平日にレギュラーで出店して月の売上を安定させる型です。仕込み量が読みやすく、営業のリズムもつくりやすい。一方で、出店枠を確保できるかどうかと、同じお客様に飽きられないメニュー設計が課題になります。

向く場所:オフィス街のランチ営業/住宅地の定期販売 平日レギュラー枠・マンション敷地・工場や事業所の敷地内など
中級

GUIDE 02 / 逆算ツール

稼ぎ方から、出店場所を逆算する。

「どこが一番売れるか」ではなく、「自分がどう稼ぎたいか」から選びます。下から近いものを選んでください。それぞれに向く場所と、先に確認すべきことを表示します。

Q. あなたはどの形で売上を作りたいですか?

土日・イベント中心型

週末の大きなイベントで、まとまった売上と利益をつくる型です。出る日数は少なくても、1日あたりの利益で年間を組み立てます。

  • 主戦場大型イベント・フェス・地域の祭り主催者の集客力がそのまま売上に効きます。
  • 先に確認出店料と条件売上歩合か固定か、電源・給排水の有無、搬入時間。
  • 設計の要点回転数行列が出たときに何食さばけるかで、その日の上限が決まります。

※ 売上の波が大きい型です。売上の少ない月があっても回る資金計画が前提になります。

平日ランチ・定期出店型

1日あたりの売上は大きくなくても、平日にレギュラーで出店して月の売上を積み上げる型です。仕込み量が読みやすく、営業のリズムもつくりやすくなります。

  • 主戦場オフィス街のランチ営業勝負は昼の短い時間。提供スピードが売上の上限です。
  • 先に確認枠の空き状況レギュラー枠は空きが出にくく、確保に時間がかかります。
  • 設計の要点飽きさせない設計同じ客が相手です。曜日でメニューを変える工夫が要ります。

※ 長期休暇・在宅勤務の割合など、オフィス側の事情に売上が左右されます。

地域密着型

住宅地やマンションで、同じお客様に繰り返し売る型です。立ち上がりは遅いものの、認知が育つと安定し、競合が入りにくい場所をつくれます。

  • 主戦場マンション・住宅地の定期販売管理組合・自治会との提携が入口になります。
  • 先に確認交渉相手管理組合か、管理会社か、自治会か。決裁者を最初に確かめます。
  • 設計の要点通う回数初回で判断しない。何回通うかを先に決めてから始めます。

※ 募集が公になっていない場所が多く、自分から動いた人が枠を取れます。

中級

FIND YOUR STAGE.

中級

GUIDE 03 / 客数と出店場所

客数は「人の多さ」ではなく、場所の「売れ方の形」で決まる。

それぞれの場所には、売れ方の「形」があります。1日の山が高い場所、毎日同じ高さが続く場所、認知が育つまで時間がかかる場所。自分の商品と資金繰りに、どの形が合うかで選んでください。

キッチンカーの中で仕込みと確認を行う二人のAI生成イメージ
YOUR PLACE. YOUR STYLE.街角にも、自分らしい商売の舞台がある。AI生成のイメージです。実在の車両・出店実績ではありません。
01

イベント出店

EVENT
売れ方の形

1日単位で大きな売上を狙うなら、いちばん強い場所です。大型イベントやフェスで、現場と商品がハマれば、1日で大きな売上を作ることができます。反面、出店料・移動・仕込みの先行負担が大きく、天候と主催者の集客力に結果が左右されます。同じイベント名でも、年によって人の入りは変わります。

売れ方
山が高い/回数は少ない
読みやすさ
読みにくい(当日次第)
先行負担
大きい(出店料・仕込み・人手)

向く人:少ない営業日数でまとまった利益をつくりたい人/回転を上げられるメニューを持つ人
注意:毎月の入りを一定にしたい人には、売上の波が大きすぎることがあります。

02

オフィス街のランチ営業

OFFICE
売れ方の形

毎日の売上を安定させたいなら、向いている場所です。爆発的な売上にはなりにくいものの、平日にレギュラーで出店できれば、売上を積み上げやすくなります。勝負は昼のごく短い時間に集中するため、提供スピードと、飽きられないメニュー設計が売上を決めます。オフィスの休業期間や在宅勤務の割合の影響も受けます。

売れ方
同じ高さが続く/平日中心
読みやすさ
読みやすい(仕込み量が安定)
先行負担
小さい〜中

向く人:月の売上を安定させたい人/短い時間で数を出せるオペレーションの人
注意:レギュラー枠は空きが出にくく、確保までに時間がかかります。

03

商業施設

MALL
売れ方の形

人が多い場所ですが、「人が多い=必ず売れる」とは限りません。すでに飲食店が多い、フードコートがある、来場者が食事目的ではない、キッチンカーの場所まで人が流れてこない。こうした理由で、思ったほど伸びないこともあります。施設内のどこに置かれるかで結果が大きく変わるため、区画の位置を必ず確認してください。

売れ方
施設と区画によって大きく振れる
読みやすさ
事前には読みにくい
先行負担
中(出店料・条件が施設ごと)

向く人:館内の飲食と競合しない商品を持つ人/催事と組み合わせて出られる人
注意:集客数の大きさだけで判断すると外します。

04

マンション・住宅地の定期販売

RESIDENCE
売れ方の形

見落とされがちですが、面白い場所です。大型マンションの管理組合や自治会と提携し、敷地内やマンション前で定期的に販売する形です。固定客がつきやすく、競合が少なく、住民に認知されやすく、定期出店につながりやすいという特徴があります。実際に、大型マンションなどで定期的に販売してしっかり売上を作っているケースもあります。

売れ方
初回は低い/回を重ねて上がる
読みやすさ
回数を重ねると読みやすい
先行負担
小さい(交渉の手間が中心)

向く人:地域に根づいて長く続けたい人/リピートで伸ばせる商品の人
注意:1回目の売上で判断すると、育つ前にやめてしまいます。

05

公園

PARK
売れ方の形

公園も商業施設と同じで、ただ人がいるだけでは売れません。その場所にどんな人が、何の目的で、何時ごろ集まるのかを見る必要があります。休日の家族連れが多い公園、朝夕の散歩と犬連れが中心の公園、部活動やスポーツ利用が中心の公園では、売れる商品も時間帯もまったく別物になります。管理者の許可条件も場所ごとに違います。

売れ方
曜日・時間帯・天候で振れる
読みやすさ
通えば読める(下見が要る)
先行負担
小さい〜中(許可条件による)

向く人:休日型で回したい人/滞在時間の長い客層に合う商品の人
注意:公園ごとに許可の要件が異なります。必ず管理者に確認してください。

06

その他の場所

OTHERS
売れ方の形

工場・事業所の敷地内、病院、大学、量販店やホームセンターの駐車場、道の駅など、上の5タイプに収まらない場所もあります。これらは「その施設に毎日いる人の数」と「その人たちが外に食べに出られるかどうか」で売れ方が決まります。順次、研究対象として追加していきます。

売れ方
研究中
読みやすさ
研究中
先行負担
研究中

掲載方針:実際に出店したデータが取れた場所から、順に追加します。

中級

Pitfall

「人が多い=必ず売れる」とは限りません。

商業施設は、来場者数だけを見れば魅力的に見えます。それでも思ったほど伸びないことがあるのは、次のような理由です。出店を決める前に、この4点を現地で確認してください。

  • 競合が多く、埋もれてしまう施設内には飲食店や食品売り場があり、キッチンカー以外の選択肢が最初から多い場所です。
  • わざわざキッチンカーで買う必要がない中で同じようなものが買えるなら、外のキッチンカーを選ぶ理由は弱くなります。
  • 商品や出店内容に目新しさがないただ車が来て販売しているだけでは、お客様の興味を引けません。
  • 出店が日常になり、特別感がなくなる最初は珍しくても、同じような出店が続けば、普段の風景の一部になります。

研究所の結論

人の多さを見るだけではなく、その人たちが「なぜ自分の店で買うのか」を考える。「人がいる場所」ではなく「自分の店を選ぶ理由がある場所か」で見ると、商業施設に限らず判断を間違えにくくなります。

中級

Park

公園は「人数」ではなく、3つの問いで見ます。

公園も同様で、ただ人がいるだけでは売れません。その場所に集まる人を、次の3つに分けて見てください。この3つが揃って初めて、持っていく商品と出る時間が決まります。

どんな人が集まるのか

家族連れ、犬の散歩、部活動、高齢者の憩い、平日の子育て世帯。人の層が変われば、単価も、買う個数も変わります。

何の目的で来ているのか

遊びに来ているのか、運動に来ているのか、通り抜けているだけなのか。滞在時間が短い場所では、食事は売れにくくなります。

何時ごろ集まるのか

朝の散歩、昼前後の家族連れ、夕方の部活帰り。ピークの時間に合わせて出ないと、同じ場所でも結果はまったく変わります。

許可の条件は公園ごとに違います。営業できるかどうか、必要な手続き、火気や発電機の扱いは、管理者(自治体・指定管理者など)によって異なります。断定的な情報を鵜呑みにせず、出店予定の公園の管理者へ必ず確認してください。
中級

Field Check

出店場所を決める前に、現地で見る項目

資料や集客数だけでは判断できません。可能なら、出店予定と同じ曜日・同じ時間帯に一度行ってください。それだけで、決めてから気づく失敗の多くは防げます。

01
自分の車の前を、何人が通るか敷地全体の来場者数ではなく、出店区画の前の通行量を見ます。
02
その人たちは食事を買う状態か食事目的か、買い物のついでか、通り抜けているだけか。
03
ピークは何時に来るかピークの前に売り切れても、ピーク後に残っても損になります。
04
近くに競合の飲食があるか館内の飲食店、フードコート、他のキッチンカーの有無と業種。
05
食べる場所があるか座れる場所や日陰があるかどうかで、滞在と購入が変わります。
06
電源・給排水はどうなるか持ち込みか、貸与か。設備条件で出せるメニューが変わります。
07
搬入と駐車の動線車両サイズで入れない現場があります。高さ制限も確認します。
08
雨天のときどうなるか中止か、決行か、出店料は戻るのか。条件を先に確認します。
09
出店料の決め方固定か、売上歩合か。損益分岐がどこに来るかを計算します。
10
次も出られる場所か1回きりか、継続できるか。継続できる場所ほど計算が立ちます。
中級

FIND YOUR NEXT PLACE / 現場の見つけ方

現場探しにも、AIを。毎朝8時の、新しい習慣。

出店情報サイト、Google、Instagram、ジモティー。いつもの情報収集に、AIで候補を集める方法を加えてみましょう。

「○○県の出店募集を、毎朝調べて」

ChatGPT Workなどで定期タスクが使える場合は、営業エリアのキッチンカー出店募集やイベント情報を毎朝8時に検索するよう設定。自分で気になった現場も、イベント名やURLを渡して調べてもらえます。

検索用の会話は、ピン留めが使えるなら固定して見返しやすく。自動検索には、ピン留めとは別に定期実行の設定が必要です。

候補を集めるのはAI。募集状況と出店条件は、公式情報と主催者に確認。

READ MORE / コピーできる依頼文付きAIを使った現場の見つけ方を読む
上級+HACCP

KEEP THE PROFIT.

上級+HACCP

GUIDE 05 / 利益

売れた分だけ、利益が残る設計にする。

売れるほど赤字が増えるような商品設計にしてはいけません。売上を増やす前に、1食売っていくら残るかを把握する。1食売るごとに増える費用と、売れなくてもかかる費用を分けて、「何食売れば残るか」を出店前に出します。

1食あたりの限界利益 = 販売価格 − 1食ごとに増える費用食材、容器、販売に連動する手数料などを含める。損益分岐の販売数 = その日の固定費 ÷ 1食あたりの限界利益固定の出店料、人件費等を整理。複数メニューは販売構成も考慮し、必要数は切り上げる。

売上だけでなく、廃棄、移動、仕込みと片付けの労働時間も記録。車両費・保険・修理・税金等の支出と手元資金を月単位で確認し、雨天中止や設備故障でも支払える計画を作ります。

研究所の実際の運営データを見る →
月の支払いと、入金のタイミングも確認する。

出店料や仕入れの先払い、キャッシュレス売上の入金日、営業しない日の支出を予定表にします。良い日の売上だけに頼らず、雨天中止や売上が少ない日も含めて資金の動きを考えます。

上級 / 成功事例の検証

BEHIND THE SALES / 成功事例の検証

1日の営業で、売上104万円。なぜ生まれたのか?

実際に届く金額なのか。その答えを、現場・商品・お客様の姿から探ります。

イベント出店・1日の売上実績¥1,048,000

食事系の商品を販売した、自社運営の事例。

実際に届く金額か?

弊社でも、年に何度かは1日の売上が100万円を超える日があります。

実際に到達した金額です。ただし、毎日の基準ではありません。なぜその日に売れたのかを分解してこそ、次の出店に生かせます。

01 / DEMAND

需要が高い現場

人の多さだけでなく、その場で食事を買いたい人がどれだけいるか。来場目的、食事の時間帯、周囲の飲食店、売り場までの動線から、需要と商品の相性を確かめます。

02 / SPEED

回転が速い商品

買いたい人がいても、提供が追いつかなければ売上にはつながりません。注文・会計・調理・受け渡しを滞らせず、ピーク時に何食出せるか。商品の工程と仕込み、スタッフの動きを検証します。

03 / DIFFERENCE

他社との差別化

同じ会場のほかのお店ではなく、自分のお店を選ぶ理由は何か。味、見た目、ボリューム、価格、買いやすさを比べます。この104万円の事例では、需要に合う食事系の商品が、同じ会場でリピーターにも選ばれていました。

POINT

性別・年齢だけで決めず、いろいろな角度から答えを出す。

  1. 誰が買った? 年齢層や性別の傾向に加え、一人・家族・友人同士などの同行者も見る。
  2. 何を求めていた? 食事か軽食か、満腹感か手軽さか。来場目的や時間帯と照らし合わせる。
  3. 何が選ばれた? 商品別の販売数、客単価、セット購入、再購入の傾向を確かめる。
  4. どこで売り逃した? 待ち時間、品切れ、提供数を時間帯ごとに振り返る。

「男性だから」「若いから」と決めつけず、実際の注文やお客様の声と照合します。需要 × 提供できる数 × 選ばれる理由。この3つがどう重なったかを検証します。

※ 売上は利益ではありません。104万8,000円は個別のイベントでの実績です。上記は成功要因を検証する視点であり、当日の年齢・性別別の購入数や提供時間を集計した結果ではありません。同じ売上を保証するものではありません。

上級+HACCP

BUILD YOUR STYLE.

上級+HACCP

GUIDE 06 / 車の選び方

車は、今の売り方と、これから広げたい営業の幅で選ぶ。

稼ぎ方・場所・メニュー・販売数が見えると、必要な車両サイズ・設備・作業スペースも見えてきます。ただ、売り方が完全に決まるまで選べないわけではありません。定期出店にもイベントにも対応しやすいサイズを選ぶ考え方もあります。購入・改装前には、調理工程と設備が許可の条件に合うか保健所へ確認します。

  1. STEP 01

    稼ぎ方を決める

    イベント中心か、定期出店で積み上げるか。目標売上と営業日数から、自分の営業スタイルを具体化します。

    2つの型を見る
  2. STEP 02

    場所の「売れ方の形」を見る

    山が高い場所、毎日同じ高さの場所、育つのに時間がかかる場所。自分の資金繰りに合う形を選びます。

    5タイプを見る
  3. STEP 03

    車は営業の幅で選ぶ

    軽・1t・1.5t・2tロング。今の売り方だけでなく、今後どこまで営業の幅を広げたいかで選ぶと判断を誤りにくいです。サイズごとの向き不向きと、中古で買うときに見る20項目は、姉妹サイトキッチンカー車両研究所にまとめています。

    軽・1t・1.5t・2tを比べる
黄色いキッチンカーで商品を手渡す営業風景のAI生成イメージ
MAKE IT YOURS.どんなお店にしよう。想像から始めよう。AI生成のイメージです。実在の車両・出店実績ではありません。
01 / SPACE

必要な広さは?

人数・調理機器・通路・冷蔵容量。働く場面から考えよう。

02 / ACCESS

その場所に入れる?

出店区画、搬入経路、車高制限。行きたい場所から確かめよう。

03 / GROWTH

次に何をやりたい?

商品や出店先が増えても動けるか。今とこれからを見比べよう。

中古で買うなら、先に「20項目チェック」を。 下回りの腐食・雨漏り・電装は店頭では見えません。現車で見る場所と危険サインを、キッチンカー車両研究所の20項目チェックに全文公開しています。 高額になる修理と壊れる場所 / 免許・車検・8ナンバー

Our Position

私たちはイベント出店を重視しています。ただ、それが全員の正解ではありません。

私たちがイベント出店を重視している理由は、少ない営業日数で大きな売上と利益を狙えるからです。平日に毎日少しずつ売るより、土日の大きなイベントでまとまった利益を作る。そういう営業スタイルを選んでいます。

ただ、これは全員にとって正解ではありません。平日の売上を安定させたい人ならオフィス街。地域に根づいてやりたいなら住宅地やマンション。まとまった売上を狙うならイベント。選ぶ基準は場所の優劣ではなく、自分の稼ぎ方です。

この研究所が特定の場所を勧めない理由も同じです。私たちの選択をそのまま真似ても、商品と体制が違えば同じ結果にはなりません。

SUMMARY
平日の売上を安定させたい→ オフィス街
地域に根づいてやりたい→ 住宅地・マンション
まとまった売上を狙いたい→ イベント
まだ決まっていない→ まず稼ぎ方を決める

Conclusion

結論:売れる場所ではなく、売れる組み合わせをつくる。

研究所の結論

誰に、何を、いくらで、何食売るか。その積み上げで商売をつくる。

目標売上から必要な客数と営業日数を逆算し、場所・メニュー・価格・提供能力を合わせる。出店料や原価を引いて利益が残るかを確認し、現場の数字で改善します。

商売の形が決まったら、次は「続ける」ための章です。営業許可・設備・アレルギー・火気の準備と、毎日の衛生管理・HACCP。売るための計画を、続けられる運営につなげます。

上級+HACCP

READY TO ROLL.

上級+HACCP

GUIDE 07 / 続ける 01 営業準備

売り方を、実際に営業できる体制へ。

出店場所・メニュー・販売数が見えたら、許可、車両と設備、営業中の対応を具体化します。購入や改装の前に確認しましょう。

01 営業許可・食品衛生責任者・仕込み場所

メニューと調理工程を決め、車両の購入・改装前に保健所へ相談。必要な許可、営業可能な地域、給排水タンク容量、車内でできる作業、仕込み場所を確認します。自宅の台所で仕込めると決めつけないでください。

  • 相談には、メニュー、工程表、車両図面、タンク容量、仕込み場所の情報を用意。
  • 食品衛生責任者の設置と必要な資格・講習を確認。
  • メニューや設備を変えるときも事前に相談。出店先の承諾・会場手続きも別に確認。

自治体の案内例:千葉市・キッチンカーの営業許可 ↗。条件は地域で異なるため、営業予定地の保健所に確認してください。

02 給排水・冷蔵設備・作業スペース

飲用に適する水を使い、手洗いが常にできる量を確保。清潔な給水と汚れた排水を分け、排水・油・ごみの処理方法を出店先と決めます。タンク容量だけでなく、実際の使用量も把握しましょう。

冷蔵庫は食材を入れた状態で冷却能力を確認し、移動中の電源・保冷方法も計画。生肉を扱う場所と盛り付け場所を分け、ほこり・虫の侵入を防ぎます。水や保冷が確保できないときは、調理・提供を止める判断が必要です。

03 アレルギー・表示・持ち帰りの案内

原材料だけでなく、ソース・調味料・仕入品の表示も確認し、変更時はスタッフ全員へ共有します。共用の油・鉄板・トングによる、アレルゲンの意図しない混入にも注意してください。

確認できていないことを「入っていません」「絶対大丈夫」と答えず、原材料と対応できる範囲を正確に伝えます。包装して販売する食品は、販売形態に応じた表示の要否も確認。持ち帰り客には保存方法と早めの喫食を案内します。

消費者庁・外食と中食の食物アレルギー ↗ / 食品表示について ↗

04 火気・発電機・車両・荒天時の判断

ガスホース、接続部、電気容量、配線、消火器を点検。火気使用や出店の届出は管轄消防署・主催者に確認します。発電機や燃料は取扱説明書に従い、排気が車内やお客様に向かないよう配置します。

発電機の稼働中は給油しないこと。燃料を熱源の近くに置かず、ガソリン蒸気の引火を防ぎます。出発前は車両点検と積載物の固定を行い、強風・雷・大雨時の営業中止基準、避難先、連絡方法を主催者と決めておきます。

東京消防庁・キッチンカーの火災事例(PDF) ↗ / 催しの火災予防対策 ↗

05 食中毒が疑われる連絡・体調不良があったら

原因を決めつけず、対象食品の提供を止め、速やかに保健所へ連絡。責任者と主催者にも共有し、お客様には医療機関への相談・受診を案内します。意識障害や呼吸困難など緊急時は119番へ。

  • 連絡を受けた日時、食べた商品・時刻、症状、連絡先などを正確に記録。
  • 残った食品・原材料、仕入れ情報、販売・温度・衛生管理の記録を保全。
  • 対象食品をほかの食品と分け、廃棄や消毒などは保健所の指示を確認しながら対応。
  • お客様の個人情報は適切に管理し、原因・再開の判断は保健所と相談。

事前に管轄保健所・主催者・責任者・保険会社の連絡先をまとめ、誰が連絡するか決めておきます。

千葉県・食中毒が疑われる場合の連絡先 ↗

次に読む

最後に、毎日続ける衛生管理を。

食中毒予防、菌・ウイルス、一日の確認、HACCPの順に、営業を支える管理を整理します。

衛生管理の項目へ →
上級+HACCP

SAFE IS STRONG.

上級+HACCP

GUIDE 07 / 続ける 02 衛生管理

基本中の基本は、食中毒を出さないこと。

おいしさも、売上も、お客様の安全があってこそ。食材の仕入れから仕込み、運搬、調理、提供まで、一つひとつの工程で予防します。

専用の手洗い場で、石けんと流水を使って手を洗う様子のイメージ
01 / 清潔

つけない

手と器具を清潔に。生肉・魚介と、加熱済み食品を分ける。

  • 調理前・トイレ後・生肉を触った後は手洗い。
  • 生肉用と盛り付け用のトングを使い分ける。
  • 手袋も、現金やスマホに触れたら交換する。
食材をふた付きの容器に入れ、整理して冷蔵保管する様子のイメージ
02 / 温度と時間

増やさない

冷たいものは冷たく。温かいものは適切に保温し、長く置かない。

  • 運搬中も保冷し、温度計で確認する。
  • 必要量ずつ調理し、常温で作り置きしない。
  • 保存する料理は、小分けして速やかに冷却。
加熱した鶏肉に中心温度計を差し込み、火の通りを確認する様子のイメージ
03 / 加熱

やっつける

中心まで加熱する。見た目だけでなく、温度と時間で確かめる。

  • 中心温度計で、食品の火の通りを確認。
  • 食品や調理法に合った加熱条件を決める。
  • 器具は汚れを落としてから適切に消毒する。
「においが普通」「もう一度温めた」だけでは、安全と判断できません。

食中毒を起こす食品は、見た目やにおいが変わらないことがあります。黄色ブドウ球菌やセレウス菌の一部の毒素は、通常の再加熱では除けません。

菌が増えやすい条件

栄養・水分・温度。
そこに、時間が重なる。

食材や汚れにある栄養、水分、菌に適した温度がそろうと増殖します。暑い車内、濡れたふきん、ぬるい煮込みを放置する時間を減らしましょう。

菌によって性質は異なります。少量で発症する菌や、低温でも増える菌もあるため、冷蔵だけで安心しないことが大切です。

長く留めない温度帯10〜60℃

多くの食中毒菌が増えやすい「危険温度帯」。食品の温度と、置かれた時間を管理します。

冷蔵長時間放置しない保温
冷蔵庫の管理例10℃以下

食品表示・保存基準がより厳しい場合はそちらを優先。冷蔵は殺菌ではありません。

持ち帰り用食品の保温目安65℃以上

持ち帰り食品の衛生管理の目安。料理ごとの条件を決め、提供まで温度を確認します。

肉などの加熱目安中心75℃・1分以上

または同等以上の加熱条件。機器の設定温度と食品の中心温度は別です。

ノロ汚染のおそれのある二枚貝など中心85〜90℃・90秒以上

対象食品に応じた条件で加熱。すべてを75℃・1分で扱わないようにします。

根拠:厚生労働省・テイクアウトの食中毒予防 ↗ / 小規模な一般飲食店の手引書(概要版PDF) ↗ / ノロウイルスQ&A ↗ / 農林水産省・微生物と食品 ↗

前日のカレーやご飯は、再加熱すれば提供できますか?

再加熱だけで安全は判断できません。冷却・保存中に増えた菌や、加熱で除けない毒素のリスクがあります。自店の計画に沿って温度と時間を管理し、安全を確認できない食品は提供しないでください。菌の特徴を確認する →

上級+HACCP

衛生管理 02 / 菌・ウイルス

菌の名前を、現場の注意点に変える。

代表的な7種類の細菌とノロウイルスを紹介します。扱う食材や作業を選び、「どこで起こるか」「どう防ぐか」を確認してください。

細菌 · 鶏肉・肉汁

カンピロバクター

少量でも発症。生焼けと二次汚染に注意。起こりやすい場面・予防策

起こりやすい環境・場面

鶏肉・内臓の加熱不足や、生肉の汁がサラダ・調理済み食品に付く場面。食品中で大量に増えていなくても食中毒につながります。

キッチンカーでの予防策

鶏肉は中心まで十分に加熱。生肉用と盛り付け用のトング・まな板を分け、肉を触った後は手を洗います。

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細菌 · 卵・食肉

サルモネラ属菌

割り置きした卵や、ぬるい状態の食材に注意。起こりやすい場面・予防策

起こりやすい環境・場面

卵・食肉などを常温で放置すると増殖するおそれがあります。卵液の作り置き、加熱不足、器具を介した汚染が危険につながります。

キッチンカーでの予防策

必要量ずつ扱い、冷蔵管理と十分な加熱を徹底。卵や肉を扱う器具と、提供用の器具を分けます。

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細菌 · 食肉・生野菜

腸管出血性大腸菌(O157など)

ハンバーグも、中心まで火を通す。起こりやすい場面・予防策

起こりやすい環境・場面

生肉やその肉汁、汚染された野菜などが原因に。少量でも発症することがあり、ひき肉は内部にも菌が入り込む可能性があります。

キッチンカーでの予防策

肉の中心温度・時間を確認。生肉と加熱済み食品を分離し、野菜の洗浄や手洗いも徹底します。

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細菌 · 手指・おにぎり・弁当

黄色ブドウ球菌

作られた毒素は、通常の加熱では壊れにくい。起こりやすい場面・予防策

起こりやすい環境・場面

手指や傷から食品へ移り、温度管理が不十分な食品の中で増えて毒素を作ることがあります。素手での盛り付けや常温放置に注意。

キッチンカーでの予防策

手指の傷は責任者へ報告し、食品に直接触れる作業を避けます。清潔な器具で扱い、速やかに提供・適切に冷却します。

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細菌 · カレー・煮込み・大鍋

ウェルシュ菌

大鍋を、そのまま一晩置かない。起こりやすい場面・予防策

起こりやすい環境・場面

酸素の少ない煮込みの内部などで増殖。加熱に耐える芽胞が残り、ゆっくり冷める間に菌が増えることがあります。

キッチンカーでの予防策

作り過ぎず、保存する分は浅い容器へ小分けして速やかに冷却。冷却の時刻・温度を確認し、再加熱だけに頼りません。

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細菌 · 米飯・炒飯・パスタ

セレウス菌

炒め直せば安全、とは限らない。起こりやすい場面・予防策

起こりやすい環境・場面

米飯・麺類などの常温放置がリスク。加熱に耐える芽胞があり、嘔吐型の毒素は通常の再加熱で除けません。

キッチンカーでの予防策

必要量を調理し、長時間の作り置きを避けます。保存が必要な場合は速やかな冷却と低温管理を行います。

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細菌 · 魚介類

腸炎ビブリオ

暖かい時期の魚介類と、二次汚染に注意。起こりやすい場面・予防策

起こりやすい環境・場面

海水由来の菌で、塩分のある環境を好みます。魚介類の温度管理が崩れると増えやすく、器具を通じて他の食品にも移ります。

キッチンカーでの予防策

魚介類を低温で保管し、必要に応じて十分に加熱。生の魚介類と調理済み食品の器具を分けます。

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ウイルス · 調理者の手・二枚貝

ノロウイルス

食品中では増えない。持ち込まないことが大切。起こりやすい場面・予防策

起こりやすい環境・場面

感染した人の手指や吐物などを介して食品を汚染。冬に多くても通年で注意が必要です。少量で感染し、食品中で増える細菌とは性質が違います。

キッチンカーでの予防策

下痢・嘔吐がある人は調理せず報告。石けんと流水の手洗いを徹底し、アルコールだけに頼りません。汚染のおそれがある二枚貝などは中心85〜90℃で90秒以上加熱します。

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この一覧は代表例です。寄生虫・自然毒・化学物質などによる食中毒にも注意が必要です。農林水産省・食中毒の原因図鑑 ↗

上級+HACCP

衛生管理 03 / 一日の確認

営業の一日を、確認できる形に。

出発前から片付けまで、抜けやすい作業を12項目で確認します。自店の衛生管理計画に合わせて項目を補ってください。

このチェックは作業の確認用です。チェック状態は保存されません。HACCPの記録として、実測温度・時刻・担当者・異常時の処置を別途残してください。

01 出発前・営業前

仕入れと準備で、危険を持ち込まない。

02 営業中

忙しい時間ほど、決めた手順を守る。

03 営業後

記録を残し、次の営業を改善する。

作業確認用 / 日付:________________ 担当者:________________ 温度・時刻・処置は衛生管理記録へ記入。

上級+HACCP

衛生管理 04 / HACCP

HACCPは、毎日の「決める・守る・残す・見直す」。

HACCP(ハサップ)は、食品を扱う工程の危険を考え、特に重要な工程を管理して食中毒などを防ぐ衛生管理の考え方です。

2021年6月から、原則として食品等事業者にHACCPに沿った衛生管理が求められています。小規模な飲食店は、厚生労働省が内容を確認した手引書を参考に「HACCPの考え方を取り入れた衛生管理」に取り組めます。

手洗い・清掃などの一般衛生管理と、メニューごとの重要な管理をセットで。計画を用意し、スタッフで共有して実施し、確認結果を記録します。書類を作るだけで終わらせず、記録から手順を改善します。

厚生労働省の説明を読む ↗
調理場所と分けた清潔なスペースで、その日の衛生管理の確認結果を記録するイメージ
確認したことを、その日の記録に。AI生成のイメージ
  1. 01

    決める

    いつ、誰が、何を、どう確認するか。異常時の対応も衛生管理計画へ。

  2. 02

    守る

    手順を全員で共有し、仕込みから提供まで、計画どおり実施する。

  3. 03

    残す

    日時・担当者・温度・確認結果・問題と対応を記録して保管する。

  4. 04

    見直す

    定期的に記録を振り返り、メニューや設備の変更時にも計画を更新する。

まず、自分のメニューを3つに分ける

第1グループ

加熱しないもの

例:冷たいまま提供するサラダ

冷蔵と清潔な取り扱いを確認

低温管理を保ち、生肉や手指からの汚染を防ぎます。取り扱える品目・工程は営業許可の条件も確認。

第2グループ

加熱して提供するもの

例:唐揚げ・ハンバーグ

加熱の確認と、提供までの管理

中心まで十分に加熱。保温する場合は温度と時間を管理し、加熱後の二次汚染を防ぎます。

第3グループ

加熱後に冷却するもの

例:仕込んで冷やし、再加熱するカレー

冷却・冷蔵・再加熱を確認

小分けして速やかに冷却し、低温で保管。再加熱時も確認。ゆっくり常温で冷ます方法は避けます。

キッチンカーの衛生管理計画・記録の例
例を参考に、自店の食材・調理法・設備に合う管理条件を設定してください。
管理することいつ・どう確認記録する内容問題があったら
冷蔵・運搬出発前・到着時・営業中に温度計で確認。食材の保存条件を守る。時刻、庫内・品温等の測定値、担当者対象品を分け、温度・経過時間を確認。安全が確認できない食品は提供しない。
肉の加熱自店で決めた頻度で中心温度と加熱時間を確認。料理・ロット、中心温度、保持時間、担当者加熱不足なら追加加熱して再確認。ほかの衛生不良がある場合は提供しない。
カレーの冷却小分けし、冷却開始・途中・終了の温度と時刻を確認。開始・終了時刻、温度、保管先、担当者計画の冷却条件を満たさなければ提供を止め、処置と原因を記録する。
従業員の体調作業前に下痢・嘔吐・手指の傷などを確認。確認結果、担当者、作業変更等の対応症状を責任者へ報告し、食品を直接扱う作業から外す。
「異常なし」だけでなく、問題があったときの処置も記録する。

記入例:冷蔵庫の温度上昇を確認 → 対象食品を分ける → 経過時間と品温を調べる → 提供可否と処置を記録 → 原因を確認し、再発を防ぐ。判断できない場合は提供を止め、保健所へ相談します。

手引書・計画と記録の様式:小規模な一般飲食店の手引書(概要版PDF) ↗ / 業種別手引書一覧 ↗

一人で営業するキッチンカーにもHACCPは必要ですか?

原則として必要です。小規模飲食店向けの手引書を参考に、衛生管理計画の作成、実施、記録、見直しを行います。自店の調理工程と設備に合わせて管理方法を決めてください。HACCPの始め方を見る →

FAQ

よくある質問

結局、どこが一番売れるのですか?

ひとつの答えはありません。土日にまとめて売りたいならイベント出店、平日の売上を安定させたいならオフィス街のランチ営業、地域に根づいてやりたいなら住宅地やマンションの定期販売が向きます。どこが一番売れるかではなく、自分の商品と営業スタイルに合う場所を見つけることが重要です。

人が多い商業施設なら安心ではないですか?

人通りが多くても、すでに飲食店が多い、フードコートがある、来場者が食事目的ではない、キッチンカーまで人が流れてこない、といった理由で思ったほど伸びないことがあります。来場者数ではなく、出店区画の前の通行量と、その人たちが食事を買う状態かどうかで判断してください。

マンションでの販売は、どうやって話を通すのですか?

相手は管理組合、管理会社、自治会などです。募集が公になっていないことがほとんどで、こちらから提案する形になります。だからこそ競合が少ない場所でもあります。誰が決裁するのかを最初に確かめてから話を進めてください。

公園はどこでも出店できますか?

できません。営業の可否・手続き・火気や発電機の扱いは、公園ごとに管理者(自治体や指定管理者など)が定めています。条件は場所によって異なるため、必ず出店予定の公園の管理者へ確認してください。

初めての1台目は、どの場所から始めるべきですか?

先に決めるのは場所ではなく、稼ぎ方です。毎月の売上を平日に積み上げたいのか、月に数回の出店でまとまった利益をつくる体制なのかで、選ぶ場所が変わります。稼ぎ方を決めてから、逆算して出店場所を選ぶのが確実です。

売上の実例は載せないのですか?

イベント出店の日商104万8,000円の事例と、携帯電話イベントの買い取り専門で始めた筆者の売上推移を掲載しています。実績は出店条件や背景とともに紹介し、仮の試算や利益額と区別しています。

Your next chapter.

「やってみたい」が、
具体的になってきたら。

どんな商品を、どんな場所で売りたいか。ここで見つけたアイデアを、次は自分のキッチンカーへ。

キッチンカー開業研究所の運営:株式会社ケイズエムズ / CRAFTBASE